平成15年度 教育研修センター調査研究事業

 学習指導要領が全面実施となり、2年が経過しました。国際化、情報化等、時代が急激に変化する中にあって、学校教育やこれを取り巻く環境は大きく変化しています。本県においては、「宮崎の教育創造プラン」の中で『確かな力を基盤とした感動と感性の教育』を教育理念として掲げ、21世紀をたくましく生き抜く児童生徒の育成に努めております。
 宮崎県教育研修センターでは、本県学校教育の現状を踏まえ、今日の教育的課題について諸調査、資料収集及び分析と考察を行い、本県教育の充実・発展に資することを目的として、標記の事業を推進しております。
 本年度は、研究領域を、情報教育、特別支援教育、各教科(小学校:国語・算数、中学校:社会・数学・英語)とし、下記の研究主題で研究を進めて参りました。「各学校の先生方が、授業の中ですぐに使えるもの」を目指して、研究協力学校の御協力をいただきながら、実践的な研究となるよう取り組んできました。
 この調査研究が、先生方の日々の実践に大いに生かされ、授業改善の一助となることを期待します。また、2年計画で調査研究を進めている下記の「3」の領域に関しましては、次年度まで研究を継続し、次年度末に報告いたします。

研究主題確かな学力をはぐくむためのITを活用した学習指導法の工夫
~算数科の授業における教育用コンテンツの活用を通して~
教科等情報教育
研究協力校都城市立明道小学校
研究主題テレビ会議システムを利用した連携システムの構築に関する研究
~知的障害養護学校における取組を通して~
教科等特別支援教育
研究協力校宮崎県立宮崎養護学校